トンブクツウ~ネマ 566km(SS551km)
スタートしてすぐに砂丘越えがあった。
「これはもう勢いよくアタックしていくしかない!」
という友川の裏をかいたように、3つ目の砂丘がすり鉢状に下っていた。
「うわーっ!!!」
友川は叫びながらこの危険を回避しようとしたが、勢いのついたマシーンをコントロールしきれずにそのままマシーンの頭から砂丘下に突っ込んでしまった。
・・・・首にかなりの衝撃(ToT)
マシーンはどこも傷めずに済んだが、その後のキャメルグラスを走らされるステージでは2人共どうにもならない首の痛みを抱えて走らなければならなかった。
ヘルメットの重みで傷めた首が悲鳴をあげる。
両手で頭を支えるしか方法はなかったが、とにかく痛くて、辛くて・・・・。
辛すぎて、この先のことはほとんど覚えていない・・・・・。
やっとの思いでビバーク地に着くと、9ページにも及ぶルートブックの書き換えが私を待っていた・・・・。地獄だ・・・・。
大抵のことは我慢してしまう私だが、この首の痛さだけは我慢できない。我慢できずに「魔法の手を持つ男」と呼んでいるトレーナーの元へ駆け込んだ。
「首の2番目の骨がずれてました。一応、もとに戻しておきましけど、重症なので気をつけてください。」
・・・こいつは天然か?
「あのね、私は明日も重いヘルメットかぶって一日中マシーンの中で揺られっぱなしなのよ! どう気をつけろって? それでも大丈夫なように治して!」
そう、突っ込みながら首を回すと、嘘みたいに痛みが消えていた。
「お~~~っ!痛くないっ!」
「はい。大丈夫なように治しておきました。けど、気を付けてください!」
「・・・・はい。気をつけます。」
この子の手は本当に魔法の手だ。
自分のテントに戻って時計を見ると、すでに4時半。
また2時間しか寝られない・・・。
それでも、こんな風にボロボロになりながら戦っている自分が心地よかった。
本日の順位は45位。総合50位。

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